知人友人に無痛分娩にしたと言うとかなりの確率で「無痛分娩どう??」と質問されるので興味がある方がいるかもと思い、書くことにしました。
この記事は、こんな方にオススメです。
- 無痛分娩にしようか迷っている妊婦さん
- 妊婦さんの旦那さん
- 妊婦さんの親族
- 無痛分娩を選んだ女の実録にご興味ある方
お産は自然に任せた方がいい
「お産なんて、自然に任せたらいいんちゃう?」
このように、うちの母は言いましたし、
「あんたがそんな怖がりやと思わんかった」とも言われました。母は助産師さんが家に来て自宅で出産していますから、私にとっては、もう想像も厳しい異次元級のアドバイスでした。
「無痛分娩」を知っていますか?
私は知識として「無痛分娩」を知ってました。
確かずいぶん昔に地元の関西で、無痛分娩しのドキュメンタリー番組を観て、ああこんな出産もあるのねと当時はただ単に知識として知りました。まさかその時は、将来、無痛分娩を選択するとは思ってもいませんでしたし、そもそも妊娠することすらイメージできてない年齢で観た番組だったので、出産はお金がかかるんだなくらいの感想しか持ちませんでした。
なぜ無痛分娩を選択肢に入れた?
きっかけは夫の「無痛分娩にしたら?」という一言です。
私はかなりの痛がりで、リアクションも大きいタイプです。妊娠発覚の時に夫は「痛がりでも産めるのか?」とまずそれが浮かんだと言っていました。もともと、出産の痛みが怖いからと妊娠を渋っていたので、仕方ありません。
痛がりの私を見続けていたので、優しさで無痛分娩を提案してくれたのだと思います。
いつから出産=痛いと思うようになった?
出産の痛みが怖いというのは、なんとなく子供の頃からの刷り込みだったと思います。出産のエピソードって、誰に聞いても口揃えて「痛い」って言いますよね。
その痛みたるや、鼻からスイカが出るくらいとか、お股からジェット機が離陸するくらいとか、痛みの例えが非現実すぎてまったく想像できない例えが多かった気がします。
しかも、恐ろしいことに、痛い痛いと言うくせに、みんな幸せそうに語りますよね。痛いのに大笑いして話せるっていう、ちぐはぐな感じが、私には恐怖でたまらなかったように思います。後々、勉強したところによると、分娩に関係する女性ホルモンが痛みを記憶に残さないようになっているみたいですね。
無痛分娩を決めた決め手は?
決め手は、やはり自分の素直な心に従ったということなのですが。はじめから決意していたわけではなく、その選択に影響を与えた出来事はいくつかあります。
- 家族に反対されなかったこと
- 近所のかかりつけがたまたま無痛分娩で有名な産院だった
- 分娩で大変な思いをしたくなかった
決め手その一、「家族に反対されなかった」
無痛分娩で産むかどうか、出産を控えている身としては色々考えました。
出産の痛みを克服しないとお腹の子に対して不誠実なんだろうかとか、
痛みを味わうことなく出産すると、母性が芽生えないんだろうかなど、空いている時間は無痛分娩のことばかり検索していました。
無痛分娩をすることが、お腹の中の赤ちゃんに対していけないことなのか、それはもうたくさん悩みました。
それと同時に、周りの雑音や向けられる目も多少気にしていました。無痛分娩すると知ったら、どう思われるだろうか、意気地なしと思われるだろうか、馬鹿にされるだろうかという不安な気持ち。
義母が無痛分娩経験者だった
私の場合、幸い?なことに、義母が無痛分娩経験者で、そのへんの理解はありました。というか、自然分娩でも無痛分娩でも方法は気にしないという意見でした。
私の実家は、あまり干渉しない家族なので特に問題はありませんでした。
ただし、「反対されなかった」というだけであって
「無痛分娩するんだって?それはいい!大いに賛成!」ではありませんでした。
冒頭でも書きましたが、
実母から「お産なんて、自然に任せたらいいんちゃう?」と直接言われましたし、
世間一般的にも、「痛いけど、大丈夫よ〜」と言われるので「無痛分娩で産みます」と伝えると、まずは驚かれましたね。
- 反対はされないが賛成されているわけでもない
- 世間では、自然分娩が一般的
- 無痛分娩と言うととても驚かれる
決め手そのニ、「近所のかかりつけがたまたま無痛分娩で有名な産院だった」
妊婦検診にて、かねてより助産師さんに無痛分娩の相談をしていました。「母親になることより、産む痛みの恐怖が上回っている状態で、出産自体が不安になっています。」という内容の相談をしていました。その時、私は、無痛分娩最高!という内容のブログを読んで勇気づけられたり、
一方で、無痛分娩の事故についての記事を読み逃げ腰になる。という状態でした。悩みって、表面上では平気なようでも心のうちを打ち明けて、言葉にしてみると自分がいかに弱ってるか気づくことありますよね。そんな時、助産師さんから「そんなに怖いなら無痛分娩にした方がいい!」と力強く言われました。「人によっては痛みが緩和されにくい人はいるけど、痛みが10あるとしたら5〜6にはなる。」と言われました。たまたまとはいえ、せっかく無痛分娩ができる産院がかかりつけなのは縁だと思い、無痛分娩を申し込みました。(ギリギリのタイミングで)
決め手その三、「分娩で大変な思いをしたくなかった」
友人に、初産で22時間、2人目で14時間分娩時間がかかったと聞いた時、血の気が引く思いをしました。友人は基礎体力がある方ですが、かなりしんどかったと言っています。
これは極端な例かもしれませんが、私なら初産で22時間かかったなら、2人目を生む勇気は湧いてこないと思います。
結局は、痛すぎて2人目作りたくない!と思ってほしくない夫と、痛みから逃げたい私の強い希望が合致して、無痛分娩を選択しました。
無痛分娩の感想
それがですね、無痛分娩をやったんですけど、うまくいかないところもあって結構痛かったんですよね・・・。それは、また別の記事で書かせていただきます。