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カビに怯える梅雨

2020年、今年の梅雨はしつこいですね。かれこれ20日以上雨の日が続いているのと、気温も20度付近で春先くらいの気温ですか?二の腕とか出してたらかなり冷えます。休みの日に一斉に衣替えして秋服と冬服を仕舞ったのに、ロングカーディガン、薄めのニットに逆戻り。楽天マラソンで買った夏服がまだ日の目を見ておりません。寒くジメジメした日がいつまで続くのでしょうか。ここまで雨模様が長引くと洗濯事情にも悩みますし、アイツが…アイツの影がちらつくんです…

さて、我が家は年に一度だいたいこの時期に勢力を増す「とある敵」と対峙しています。カビですね。

カビにも何種類もあるみたいですが、青カビのことです。ちなみに水回りのピンクカビは年がら年中戦っており、通年の対戦成績すべて惜敗しております。ピンクカビと水垢軍については、こちらはカビキラー一本で対抗させていただいております。

青カビが好む和室という空間

うちだけですか?何度も和室だけがカビるんです。これまでに何度か引っ越ししていますが、歴代の和室だけ必ずカビるんですよ。築年数高いからかな?我が家は住居にお金をかけていないので築年数の平均27年です。だいたい1990年ごろに建てられたマンションですね。内装もかなり年代物で、床に段差がありがちとか、キッチンが気持ち低いとか、ドアホンついてないとか、古い物件あるあるが多々あります。あと我が家は低層階のことが多いです。その分お家賃が抑えられるので。

和室が毎年必ずカビるので、梅雨の時期になると憂鬱になります。これまでにいくつの犠牲を払ってきたか。本能レベルで警戒しているのでカビ臭に対して尋常じゃないくらい反応する体になってしまいました。

カビは何処にいる?

正直なところ、カビが何処から来るのかという侵入経路がわからず困っているのですが、何処に潜んでいるかということは私の春雨レベルの脳みそでも解明できました。押し入れ、カーテンの裾でいつも隠れている床、段ボールの下にみっちりといます。

なんかその、勘違いして欲しくないのは、私が言ってるカビっていうのは畳にみっちりモコっとできるある程度のコロニー形成してる状態なので、空気中に浮遊する粒子レベルみたいなダイソンみたいな話じゃないことをまずお伝えしておこうと思います。そして、いやお前どんな生活してたら苔(こけ)レベルの青カビが繁殖するんだよと思われた方、そんなことはこの地球上で私が一番そう思っているので既出ですし、この際ハッキリ言わせてもらうと、もちろん青カビが繁殖するくらいなので生活環境は決して良くはないです。

段ボールのむこうは、不思議の町でした

とある年、春先に引っ越した荷物を初夏まで片づけられなかったんですよ。片付けられない荷物は和室の一角に積んでおいたんですよね。それが諸悪の根源なんですけれども。引越しの荷ほどきってある程度エイヤー!で勢いでやる儀式じゃないですか。このエクササイズは毎日3セット、たった5分の体操なんです!が続かないのと一緒で、毎日ちょこちょこ荷ほどきするなんて現実的じゃないんですよね。そもそも荷造りするときに、使うか使わないかは向こう行ってから決めようとただでさえ未来の自分に負担押し付けているわけですから未来の自分からしたらたまったもんじゃないですよ。おまけに最終的に畳にカビまで繁殖するんですから泣きっ面に蜂ですよ。

段ボールはかなりスローペースではあるものの着実に上から取り崩しはしてたんですけど、ついにハッと気がつくんですよね。段ボールの中のものだいたいガラクタだと。それもそのはず、引っ越してから1、2か月まったく必要とならなかった連中です。面構えが違う。これはカビの温床となっていなかったら地縛霊のようにだれかが供養するまで居続けたでしょうね。

そんなこんなでガラクタの片付けは最後最後と後回しにして梅雨が来て、たまたま和室の空気の異変に気付きます。ヤバい…何かヤバい…ここは安全ではないという感覚。まるでジョジョの私たちは今、何者かに攻撃を受けている状態。微粒子という見えない敵なので何者かにという表現あながち間違いではない。カビ臭いなと思いつつ、ベランダに面した窓を開けようと段ボール越しに手を伸ばすと、

カビめっちゃいるーーーーー!!!!!!

あれ、心臓弱い人ならヒートショックなるくらいの衝撃でした。本当にびっくりして目玉飛んで行ったと思いました。だって畳にみっちりとカビめっちゃカビ…カビが…

とりあえずマスク、ゴーグル、ビニール手袋着用の元、怖すぎてギビャー!と叫びながら段ボールを一つずつ取り払い、段ボールの下の世界を一望してみると、もうすっごいカビ。カビだらけ。一畳半くらいカビもっさり。六畳間の一畳半、結構デカいから。昨日まで何も不自由なく暮らしていたのに、真実を知った途端に恐怖で立っていられない感じでした。しかも、トラウマすぎて鼻にカビ臭の記憶が残っていて家の至る所にカビがあるような気持ちになり、もう誰も信じられない、拠り所もない、触れるものみな傷つけるみたいな多感な思春期みたいになりました。きっと幻覚とか幻聴の仲間に、鼻にカビ臭が巣を作るっているのがあると思います。

皆様におかれましては、流石にそうなる前に気がつくだろうとか、なんでそこまでカビを繁殖させる条件を揃えたのかとかいろいろご意見はあると思いますが、繰り返しになりますが、そんなことはこの地球上で私が一番そう思っているので既出ですし、この際ハッキリ言わせてもらうと、私だって身の毛がよだつレベルまで青カビが繁殖すると知っていたら決してこんな生活環境にはしていません。たまたまがたまたまでたまたまのたまたまなんですよ。タマタマタマタマうるさい。

まず心を沈めてから、除菌シートで表面のモコモコを静かに取り除き、台所の洗剤を直塗りして極力泡立てないように歯ブラシで畳の目に沿うように丁寧にブラッシングして、ドライヤーで乾かすという手順で清掃して一畳半に2時間費やし、翌日ももう一度同じことをしました。これで全てが元どおりになるなんて思いませんし、カビさせてしまった畳には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、その後もまたカビが出るんじゃないかと張り込みしていましたら、ホシが現れました。ミステリーの王道ですが、犯人は現場に戻ります。もう二度と顔を合わせたくない凶悪犯ですが、やはりこの日が来てしまいました。また繰り返し、心を無にして除菌シート、台所の洗剤と歯ブラシ、ドライヤーで挑みます。

犯人に告ぐ

結局この戦いは夏のジメジメした季節の終わりまで続き、私だけが一方的に消耗する自滅戦と成り果てていました。今まで渡り歩いてきた独身寮や社宅、自己賃貸物件の全てでカビ問題に悩まされる人生。私の人生は「水とりぞうさん」を無くしては成り立たないでしょう。ちなみに過去には、和室の押し入れでカビが繁殖し、押し入れに入れていた本、服が甚大な被害を受けてほとんどを処分せざるを得なかった事件や、台所のシンク下カビだらけで、ステンレス鍋やセラミックの包丁までカビた事件などがあり、カビの上層部に目をつけられているとしか思えない集中攻撃を受けています。間取りによっては、押入れの裏側が浴室だったり、和室が日が入りづらい位置だったり、カビが生育するのにうってつけだったりしますからこまめな除湿、掃除が大切ですね。

結局、何一つとしてカビには勝てないんですけど、私には油断したらカビが生えるという経験があるので、段ボールは溜めない。よく換気と除湿をする。四角い部屋の掃除を丸くせずにちゃんと角まで四角く掃除機をかける。という当たり前のカビ対策を続けているおかげか、今のところカビの再来はありません。時代は在宅勤務ですから、カビ界もテレワーク推進をお願いしたいところです。

そして、カビ対策にある段ボールを溜めないが生まれた背景には、カビの繁殖のみならずハエの大量発生という悲しみの過去がありますのでよろしければまたお時間のあるときにご覧ください。

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